6シグマ 社長さんへの手紙 |
社長さんの会社は、世の中リーマンショック以来の景気低迷が続くにもかかわらず、前期はほぼ計画通りの販売と収益を達成され、今期の見通しも十分明るいとのことでした。経営理念も明快で、事業計画への取組みが非常に上手く行っています。生産体制の増強についても、最新鋭の設備に関する研究を怠らず、将来の受注増が見込める中、長期計画をしっかり立てられ、段階的に実施してこられました。経営に大きな突発的な問題が生じない限り、この方針は継続していただきたいものです。 |
本業の設備投資案件を |
製造業の中小企業にあって、製品の品質安定化、コストダウン、生産性向上さらには将来の受注増を見越した生産規模の拡大等の面から、最新設備への置き換えや製造ラインの増設等の設備投資問題にどう取り組むかは、会社の将来を左右する重大な経営課題である。 第一ステップは、中小企業の社長としての設備投資に対する問題意識の明確化である。製品の生産量、品質のバラツキ、コスト、生産性等の推移を見て、どんな問題があるか、多額の投資をしてでも設備更新や増設の手を打つべきかどうか、自分自身にとってどの程度切実な問題であるかをはっきりさせる |