国家・企業を含めてあらゆる組織が転換期にさしかかっているとの指摘は多い。しかし、およそ組織にはその成長にあわせた発展の仕方があり、それぞれに最適なリ-ダ-シップのパタ-ンも異なるとされる。
一体、自分たちの属する、運営する組織はどのような段階にあるのか、またリ-ダーシップは現在の組織にマッチしたかたちで発揮されているだろうか。
今持って、これらを厳密に計測する手段は開発されていないが、ここに紹介する「6つのモデル」には、経験則から導かれた説得力がある。長く旧来秩序に生きた方たちには、今時の若者の言動を理解する手がかりとなるかもしれない。
旧態依然とした組織に対して、まさに反旗を掲げようとする者にとっては、その拙速を戒める内容であるかもしれない。
まずは自己診断からトライしてみたい。そして理想とされる「問題解決型組織」へのバ-ジョンアップの道筋を見極めたい。幸い本文はその手法にまで踏み込んでいる。
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