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BMM【Belhyud Mail Media】 No.82
2005.12.08発行 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
組織モデルに対応した組織行動
−M0、M1型組織−
「M0型組織人間」は虎の威を借りる
M0型組織では、唯我独尊タイプのトップや上司とこれに滅私奉公的に仕える部下の双方の関係の作り方が中心である。このタイプのトップや上司にとっては、自分の考えや思いを実現するために、自分の価値観に基づいて組織全体を厳しく方向づけし、制御しようとする。彼らは危険や失敗を恐れず、部下を力で支配し、自分の手足のように動かそうとする。部下が役に立たないと判断した時は、すぐに排除する手段に出る。
この世界で生きていくためには、トップや上司の期待に応えようと自らも努力し、部下にも努力を強制できる力が必要である。部下が思うように動かない時は、上司のところに足繁く通い、まめに指示を仰ぎ、彼らを仕切り切らなければならない。自分に力が不足している時は、「虎の威」を借りてでも部下を自分に従わせ、上からの信頼を勝ち得なければならない。自分に対する不評や不満が上司に伝わる前に、こまめに先手を打って状況を説明し、いかに自分は一生懸命やっているかをわかって貰わなければ、いつお役後免になってしまうかわからない危険な世界であるからである。
「M1型組織人間」の究極はメダカ人間
これまでのキャッチアップ時代にあっては、日本企業の競争力は、同質化、同一化の力を持った「M1型組織」の中にあった。ここでは「何が善で、何が悪か」という「組織のタテマエ」が、経営トップから幹部社員に、上司から部下へ、先輩から後輩へと、長い期間にわたって連綿と伝えられ、みんなが暗黙の内に競って同じ考えや行動をとる「M1型金太郎飴組織」ができ上がった。自己主張の強い社員に周囲は敏感に反応し、脅し、なだめ透かし、皆と同じ「一本道」を走るよう説得する。自我を通そうとすると、間髪を入れずに横やりを入れる。
こうした組織風土の中で、全体がいつ、どの方向に向かうか、常に神経を研ぎ澄まし、ついには、何かを感じた瞬間に同じ方向に一緒になってサッと動くメダカのような集団が出来上がるのである。この組織モデルでは、部長や課長に求められるマネジメント力は組織の「タテマエ」になじまない異質人間を説得したり、改造したり、あるいは排除したりして、結局、結集力の強い「金太郎飴集団、メダカ集団」をつくる力である。「M1型組織」は、成果を上げようとすることでトラブルを起こす人間を嫌う。なまじやる気を出してトラブルを起こすよりは、決めたことや決まったことを横並び的に競って実行する人間を重視する。実績を上げること以上に組織の「タテマエ」や「決まり事」に対して、どれだけ忠実であるかということが評価される世界なのである。
「リスクをおかしてでも高い目標に挑戦せよ」とは言っても、自分の評価にマイナスなるような失敗は、「部下が勝手にやったこと」ということになるのが普通である。「リスクをおかさせない、冒険させない、失敗させない、上司に迷惑をかけさせない」ための「ホーレンソー」(報告、連絡、相談)による気配りのマネジメントができるリーダーが優秀なリーダーである。
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BMM【Belhyud Mail Media】 No.82
2005.12.08発行
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【発
行】 ベルヒュ−ド研究会
【編
集】 井 上 仁
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