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日本版6シグマとBSTプログラム

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     BMM【Belhyud Mail Media】 No.78 2005.10.26発行   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今なぜ、M5型マネジメントなのか

マネジメント行動変革の必要性
 これまでの成功を踏襲したり、同業他社の出方を見てからという経営の時代は完全に終わった。日本企業が得意としてきた高品質な規格品を大量に安く供給するという役割は中国等に移行し、低コスト化の要求はこれまでの常識をはるかに越えたレベルになっている。国内的には、成熟期に入り、モノの生産が頭打ちになっている。デフレ不況で収益悪化が続いている。

 しかし、国民の消費動向を見ると、冷え切っているというわけではない。ただ、何がなぜ売れのる、何をどうすれば売れるのかが予測し難い、混沌とした時代になっているだけである。これまでの経営では、将来は、過去の経験やデ−タの延長線上にあるという前提があった。しかし、今日では、過去はどんなに分析しても、明日を予測する材料にはなり得ない。こんな中で、これまで力を持っていた「同じ感じ方、考え方」の持ち主ばかりを集めていたのでは、事態は堂々巡りするだけである。「6シグマ活動」に取り組んでも、相変わらず同質的な「M1型人間集団」が中心であれば、結局目先の利益が捨てきれず、従来路線を走る方向でしか手が打てないであろう。
 「日本版6シグマプロジェクト」においては、プロジェクトリーダーとメンバーは「問題意識の共有化」→「顧客ニーズの理解」→「問題要因の絞り込み」→「顧客の立場に立った課題設定」→「実行」という一連の問題解決プロセスにおいて、 「Work Out」力を発揮し、実際的な成果を最小の「COPQ」でスピーディに確実に上げることをめざしている。このためには、6シグマプロジェクト組織は、今起きている動きや変化に関して、自律的に発言し、課題「SSP−S・SSP」を的確に設定し、その課題解決に向けて主体的に行動できる人間集団、すなわち「M5型組織」であることをめざしている。ここではこれまでの「M0型組織」や「M1型組織」で求められた組織行動やマネジメント行動から脱却し、「M5型組織」にふさわしい「M5型組織行動やマネジメント行動様式」といったものを明確にし、身につけなおす必要があろう。

 ただ、人間が組織の中で見せる行動は、現実の様々な場面で学習を繰り返しながら、意識的に、無意識的に身につけてきたものであったり、子供の頃の家庭や学校生活の中で、両親や兄弟姉妹、友達や先生から受けた影響に強く根ざしたものであったりする。人間の行動は本来的に複雑で流動的であり、「M0型組織」から「M5型組織」まで、それぞれの組織に対応できる多面的な側面を持っている。しかし、これまで「M0型組織」や「M1型組織」の世界に順応し、強固に身につけてきた行動様式から脱却できない限り、「Work Out」の成果は多くは期待できない。「People Out」を「意識や考え方の変革」の次元の問題ではなく、客観的な「行動の変革」の次元の問題として取り上げることによって、プロジェクトーダーリやメンバーの意識や考え方、組織の雰囲気や風土がどのように変化し、「Work Out」がどのように進んでいくのかを確認できるようにすることが重要である。

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         BMM【Belhyud Mail Media】 No.78 2005.10.26発行
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                【発 行】 ベルヒュ−ド研究会
                【編 集】 井 上  仁