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日本版6シグマとBSTプログラム

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  BMM【Belhyud Mail Media】 No.70 2005.8.19発行   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
不可欠な
「創造的情報処理能力」のレベルアップ (1)

等価変換論
「Semi−Exact」な情報処理とは、主として「VOC」や「CTQ」情報を収集し、グループ化し、表札をつくるプロセスをいう。さらには「VOC」や「CTQ」をもとに、基本的課題「SSP」を累積的情報処理を通してコンセプト化するプロセスをさす。
日本版6シグマでは「Semi−Exact Science」として「ST(Solution Tecnology):M5問題解決技法」を体系化した。もとになる情報は曖昧で信頼性に乏しいが、そういった情報を広く集め、本質を探りながら、最終的に70点から80点程度の確かさ(Semi−Exact)で解決すべき課題を結論づける累積的言語情報処理である。この情報処理理は、市川亀久彌博士の創造性開発研究理論としての「等価変換言語処理理論(DigitalInformation Processing)に裏づけされた累積型KJ法がベースになっている。

問題意識の強さ
情報の収集や処理を通して「VOC」や「CTQ」、「SSP」をコンセプト化するプロセスで、その表札の信頼性は何によって保証されるであろうか。会議などでよく見かける光景であるが、ウツラウツラ居眠りしていた人が突然身を乗り出してとうとうとしゃべりだすことがある。しかし、一通りしゃべってしまうと、あっさりと引退してしまう。自説に最後までこだわり、他人の意見や情報を積極的に受け入れようとしない人もいる。自分なりに興味、関心が持てるところでは、一応の役割を果たそうとするが、ほんの少しでもそれたところでは、頭の働きは停止して、他人任せになってしまう。
逆に自説や先入観念に拘り、批判されると、問題の解決よりも自分のメンツの方を重視し、他人の情報や考えに耳を貸さなくなり、全体の足を引っ張ったりする。このように関心の持ち方が部分的で、表面的であるということは、本人の課題に対する「問題意識の弱さ」からきている。
 「6シグマプロジェクト」では、メンバーは何よりも、プロジェクト目標を何としてでも実現したいという「問題意識の強さ」で選抜されるべきである。問題意識が強ければ強いほど、自分の持ち合わせの価値観や枠組を越えて、顧客の声や部下が持つアイデアや知恵に対して謙虚になることができる。
プロジェクト課題解決のために、あれこれと広範な視野から、顧客の声である「VOC」や内部の問題点である「CTQ」や、その「CTQ」を解決するための手だてとしての「実行課題」を真剣に探し求めようとする「エネルギー」(Vι)は、本来的に真摯な問題意識の強さに比例するものであり、プロジェクトメンバーにとってもっとも強く求められる「能力要素」である。

情報の収集力とデータ化力
「6シグマプロジェクト」で、リーダーを中心にチームが結成される場合は、それぞれの分野から問題意識の強い専門家が集められるのが普通である。しかし、実際的なアプローチでは、専門家としての固定観念や枠組みを捨てて、できるだけ幅広い視野から、顧客の声「VOC」の本質を理解し、組織の内的問題点「CTQ」を客観的に絞り込む必要がある。そのためには、先ずは「VOC」や 「CTQ」について、予見を持たず360度の視野から幅広く情報を収集し、ひとつずつ4W1Hの視点から「〜が〜である」という表現で簡潔にデータ化してみることである。その上で、これらのデータをもとに解決すべき課題「SSP」をコンセプト化し、絞り込まなければならない。
また、絞り込んだ「SSP」を解決するためには、幅広く知見を求め、ダイナミックに最適解決策を探らなければならない。そのためには、結局は現場のメンバーが持っている専門的な知識や技術、技能を頼りすることが一番の近道である。
ここでは、「SSP」の解決に向けて、どのようなアプローチ方法があるかについて、現場から広くアイデアを探る姿勢と力が必要である。ないものねだりのスーパーな解決策にとらわれていてはならない。ここでも先ずは、少しでも実効があると思われる具体的な解決策を取り上げ、ひとつずつ「〜を〜する」という表現で簡潔に個別的にデータ化できる情報処理力が求められる。

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          BMM【Belhyud Mail Media】 No.70 2005.8.19発行
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                【発 行】 ベルヒュ−ド研究会
                【編 集】 井 上  仁