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BMM【Belhyud Mail Media】 No.69
2005.8.6発行 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「Semi−Exact Science」
としての
M5型問題解決技法
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累積的問題解決技法」がベース
「Work Out」プログラムは、製品やサービスの品質に関わる経営方針の設定や意志決定、業務の効率化といった内部の業務をよりよく行うための問題解決プログラムである。GE版6シグマの「DMAIC」に代わる「M5型問題解決技法」をベースした「Semi−Exact Science」としての「ソリューションテクノロジー」である。
「M5型問題解決技法」は、問題の提起から解決までのプロセスを「問題提起ラウンド」→「現状把握ラウンド」→「具体策ラウンド」→「課題設定ラウンド」→「最適解決策設定ラウンド」→「リスク対策ラウンド」→「実行計画作成ラウンド」の「7つのラウンド」に沿って、ラウンドごとに「等価変換言語情報処理技術:Semi−Digital
Information Processing」によって、累積的に問題解決を図って行く技法である。「7つのラウンド」を頭の中で考えるラウンドと現場の世界で考えるラウンドを峻別し、各ラウンドを交互に累積的にたどることによって、問題解決のレベルを上げていくことを特徴としている。
この技法は、「7つのラウンド」の流れがアルフアベットの「W」に似ていることから「W型問題解決技法」とも呼ばれるが、元は文化人類学者の川喜田二郎氏よって提唱された「10ラウンド累積型KJ法」が出発点になっている。その後、ベルヒュード研究会が、「M5型組織モデル論」とともにビジネスの世界でも通用する「課題設定」と「計画の作成と実行」の場面に強い「Semi−Exact Science」としての
ソリュションテクノロジーに発展させ、体系化したものが「M5型問題解決技法」である。
EXACTとSemi−EXACT
「Work Out」プログラムは、問題解決フローを「課題設定と解決」を中心に「7つのラウンド」に分け、情報収集、処理を通してラウンド毎に決着をつけながら論理的、累積的に問題を解決する「M5型問題解決技法」がベースになっている。ただここで、各問題解決ラウンドにおける情報の収集、処理といっても、今日の変化の激しさや多様化の流れを考えた時、我々が収集できる情報の正確性、信頼性はとみに落ち込んでいる。経営トップ層が握っているような情報は大体が陳腐である。現場の社員が持っている情報やアイデアや知恵は、現場に渦巻いているという意味では新しいが、経営の問題解決に対する信頼性という点では曖昧で低いと見なされている。
ところで、コンピューターは正確(Exact)な情報処理のチャンピオンである。正確で信頼できる情報をインプットすれば、その情報処理プロセスが正確であれば、アウトプットの信頼性は高くなる。しかし、今日のようにインプット情報の信頼性がはっきりと弱まりつつある時、情報処理のプロセスが正確であればあるほど、アウトプットの信頼性は低下してくる。これまでのような正確なデータの収集と正確な分析に頼っている限り、経営予測がはなはだしく困難になっているという状況は、まさにこのことを物語っている。
最近アメリカで流行っている「ナレジマネジメント」は、課題解決のために個人が蓄積してきた暗黙知的な情報を形式知的な情報に転換し、全体が共有化し、価値ある知力を創出するための情報管理手法である。確かにIT時代の到来で、誰もが大量の多様な情報を容易に入手できるようになった。そして、誰もがそれぞれの問題意識と情報を持って、問題解決の場面に参加できるようになった。しかし、実際には、こうした情報は一人一人の人間を媒介して収集され、伝達されるものであり。言いたいことが的確に表現され、正しく受け止められ、共有化されるという保証はない。
「Work
Out」プログラムにおいても、「VOC」や「CTQ」情報をもとに、「SSP、S・SSP」をコンセプト化するプロセスでは、「情報の曖昧性」と「処理方法」の不確かさから、結論に対しての信頼性が乏しいという批判は避けられない。課題の解決においても、スーパーなアイデアや情報が見つけ難い。
問題は、一般の社員が持っている、手にすることができる身近な情報を持って、それはまさしくIT時代に特徴的な多種多様で曖昧な(Semi−Exact)情報の氾濫であるが、いかにして価値ある「知力」を創造することができるかである。
今日の情報自体がもっている曖昧さ、不確実さを前提として、それなりに確かな将来展望や意志決定ができ、実際に問題を解決することができる「情報処理技術」が待たれる理由がここにある。「M5型問題解決技法」は、この等価変換言語情報処理技術「Digital Information Processing」をベースにした「Semi−Exact Scince」としての「Solution Technology」である。
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BMM【Belhyud Mail
Media】 No.69 2005.8.6発行
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【WEB】 http://www.belhyud.com/0.htm
【MAIL】 jin-inoue@belhyud.com
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【発
行】 ベルヒュ−ド研究会
【編
集】 井 上 仁
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