やぶ田フアーム
40年モノのトラクター
あと20〜30年は頑張って貰いたい!



 こちらはようやく気温がプラスに変わりつつあります。雪の量もかなり減ってきました。また楽しい季節の到来にワクワクしています。


  やぶ田フアームには、父が使っているトラクター「ケースインター486」があります。特に致命的な不具合はないのですが、最近では油が噴いたり、油圧機構がかんしゃくを起こしたり、デフロックが効かなかったりしています。

 製作後40年経過していますが、それでもエンジン本体は好調、車体も綺麗です。私は子供の頃から機械いじりが好きで、20歳から40歳まで、モトクロスをやり、整備も自身でやって、トラクターのピストン交換なども自力でやったことがあります。そんなわけで、父の「インター486」はまだまだ使えると思っていますが、父は「もうダメだ。買い替えだ。4WDのいいやつを買おう」と言っています。
 
 何かの縁でうちに来て、10年間も奉公してくれた機械です。これにはやぶ田フアームの一員としての霊が宿っていると思い、つきあいの長い機会屋さんに修理してもらうことにしました。気持ちが通じたのか、担当さんもじっくりと付き合ってくれて、一昨日、やぶ田フアームに戻ってきました。まだ20〜30年は頑張ってもらおうと思っています
。(秀行)


 ありがとうございます。素敵な仕上がりですね。父秀三も登場させましょう。画像ですがちょっと得意顔です。

 昨年5月、父は「俺は畑はやらないぞ」と言っていたのですが、無理やりトラクターに乗せて、ロータリー耕起。「あの樹木を目標に真っすぐ走って、戻りはかぶせて、まっすぐ戻るだけで畑が耕されて仕上がるんだよ。ギアは1速、回転1500PTO、高速。サア行ってみよう」。
 終わるとまあまあまっすぐに走行。「十勝の農家はいかに畝を真っ直ぐにするか、腕を競い合っているのですよ。初めてでこれほどまっすぐに走られると農家が怒るぞ」と言って褒めちぎりました。

 その後、母が心配するほど、父は一旦トラクターに乗車すると降りてこなくなりました。以来、父の愛車「赤いケースインター484」は、4WDではないのでぬかるとハマって動けなくなり、作業機を引っぱるとまた埋まって、積み込んだ堆肥をその場で放出。ショベルで弟にけん引してもらいましたが、弟には何度も怒られました。
 畝をまっすぐ。これを意識しだすと曲がるんです。数年後、うちの畝は、その頃になると不耕起栽培になっていたので、同じ畝を繰り返し使います。誰が見ても「やぶ田フアームの畝はこりゃひどい。治そうよ」となるのですが、父の手によるとよけいに曲がってしまいました。
 100年後に、孫のまご、そのまた孫が「爺ちゃん、なんでうちの畝は、こんなに曲がっているの?」、「その昔、秀三さんという爺ちゃんが居てな。畝をひどく曲げよったのじゃ」。「それにしても爺ちゃん、これはひどいね」などと会話することになるだろうなと言うと、父から「頼むから、元に戻してくれ」と哀願されたことがありました。けっこう、父をからかって 楽しんでいます。(秀行)





薮田秀行さんの父秀三さんは、事務局井上の一回り上の85歳ですが、毎年秋の帯広のクラシックゴルフカントリーでの戦いではなかなか勝てないライバルです。


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