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「組織改革の手順」の項の中で、「問題解決型組織へバ−ジョンアップする方法」について述べましたが、あらためて、「問題解決力ある組織とは」について、単純明快に結論づけするとすれば、「課題をシャ−プに設定し、確実に実行できる組織」ということができると思います。
問題解決の流れは、一般に「(1)問題を提起する。(2)問題意識に基づいて現状を調査する。(3)現状の本質的な問題を追求する。(4)問題意識と現状把握を踏まえて基本的課題(構想)をつくる。(5)基本的課題実現のための具体策をつくる。(6)リスク対策を織り込んだ実行手順書をつくり、実行する。」というプロセスで説明することができます。
現実には問題の大きさや難易度によって、この6つのプロセスのどれかは適宜省略されることが普通ですが、大事なことは、前段階の問題提起も現状把握も、結局は後半の課題の明確化とか計画化という「実行のプロセス」に上手く結びつくものでなければならないということです。
しかし、これらのプロセスを(1)から(6)まで順にたどることは面倒であるばかりか、問題意識や現状認識がストレ−トに行動の変革につながるかどうか、保証の限りではありません。そこで、テ−マに則して、「例えばどんなことを実行しなければならないか」を自由に発想するところから出発します。つまり、「ラフな具体策を材料にして、基本的課題をコンセプト化する」というわけです。その上であらためてコンセプトをもとに「具体策」の見直しを行い、次にその「実行手順書」を作成します。
この「(4)、(5)、(6)」からなる実行中心の「簡便なプロセス」が、「M−5型組織的問題技法」です。実際の仕事の中でば、よほどビッグで複雑なプロジェクトでない限り、この「簡便なプロセス」で十分です。問題解決に対して、意識レベルからではなく、行動レベルからのアプロ−チを足がかりにしているため、実行の問題がよりシビアにチェックされているという意味でも実践的な方法だということができます。ただここには、「基本的課題のコンセプト化法」と「実行計画書の作り方」という二つの方法論上の課題がありますが、簡単なインストラクションで容易にマスターすることができます。
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