フクシマ・ハウス主宰
橋本宙八

ふくしまハウス「マクロビアン」
復興計画と協力のお願い

東北大震災から7年半
 皆さんから「いのちのふるさと」と愛されていたマクロビアンは、以前に比べ一回り大きくなった森の中でひっそりと次なる役割を待っています。(現地の住所:福島県いわき市小川町上小川中戸渡35/常磐線いわき駅から車で45分)

 3・11の原発事故では、ここマクロビアンも県内の他の地域同様、放射能による大きな被害を受けました。しかし現在では、3回にわたる除染作業と自然の力によって大幅に放射線量が下がり(室内では県外の数値とほぼ同程度)、私たちが長期に滞在できるまでになりました。室内も、度々整備や掃除に通い続けていましたので、今すぐにでも使えるくらいにきれいに保たれています。

マクロビアンを復興に役立てたい
 震災後、このマクロビアンをどう復興に役立てられるかを考え続けて来たのですが、今後は、次のような目標で少しずつ行動して行こうと考えています。
 その第一は、マクロビアンのこれまでの活動を活かして、フクシマの原発事故によって健康被害を心配する人たちが食で健康を改善するための癒しと学びの場を復興させたいと計画しています。
 
 また、国の内外を問わず、フクシマに関心を抱く人たちに来てもらい、原発事故の実態と復興の様子をぜひ見て体験してもらいたい。ここを拠点にして県内各地の施設や人物を訪ねてもらいたいとも考えています。
 さらに、原発事故について書かれた本や資料を収集し、この原発事故で消滅寸前になってしまったこの村の歴史やマクロビアンの記録も展示したいと考えています。
 
 また、縁のある個人や団体にも、復興に関する様々な集いを企画、開催してもらえたらと願っています。

 それには、まずここを元の様に滞在できる場にしなければなりません。出来ればこの施設全体を自然エネルギーでまかなえるようにして、未来社会に向かう姿に変えられたらと願っています。
 電気や暖房、調理はソーラーや木材エネルギーで賄えるようにし、自然農法の畑も整備し、ゲストやスタッフの食材も自給できたらと思っています。こうした姿をマクロビアンで実現して、フクシマの未来思考の復興の一つの姿として、広く社会に提案できたらと考えています。

建物全体の整備から 
 そのためには、まず建物全体(母屋、セミナーハウス、書斎)を整備し、しばらく使っていなかった井戸や浄化槽、トイレや台所も使えるようにしたいと思います。さらに、滞在に必要な寝具や家具、食器棚や食器類、冷蔵庫に洗濯機、食卓などの台所の設備も揃えなくてはなりません。
 これらを整備するための人手や資金が不足しています。作業への参加や物品の援助、寄付も大歓迎ですので、ぜひご協力をよろしくお願いします。

 

 近々の計画としては、9月10日から20日に、草刈り、木や池の整備等をやりたいと思います。ヘルプをしてくれる方がおられたら、手弁当(交通費、食事、寝袋等は各自負担)で恐縮ですが、ぜひご参加下さい。
よろしくお願いします。

現住所:〒622-0224
京都府船井郡京丹波町高岡富喜13-1
電話:090-4556-4374
HP:macrobian.net
chuya@macrobian.net
橋本宙八、ちあき 

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