双葉町復興支援
プロジェクト活動状況

本格的な町復興マスタープラン、工程表づくりを急ぐべし。
4月23日、双葉町の議員を6期つとめる中学時代の友人を福島の避難地船引から東京におよびしました。東京地区在住の同級生8人で彼を囲み、先ず、地震、津波発生時の避難の状況や友人、知人の被災状況を確認しあった後、これからの復興支援プロジェクトの活動の仕方について、意見交換をしました。

復興支援活動の道筋や、現在時点で想定される復興のための基本課題については、別紙を「図解」を準備し、その全体を皆さんに確認して戴きました。プロジェクト発起人の友人からは、取り組みがかったるいというな意見が出ました。確かに、避難地を訪ねると被災者も限界に近い感じがします。

私の義姉も福島から埼玉の避難地に移住し、隣近所の皆さんと涙の再会を果たしましたが、先日久しぶりにあうと大分消耗している感じでした。ある主婦は何もする気が起きない、食事もつくる気力がなくなっている感じだ、50代の大工の男性も体がなまってきたとこぼしていました。

我々も具体的な基本課題への取り組みに早く重点を移さなければなりません。このためには、来週ぐらいには、町長、議員、有志との連携を確認する場を持ち、住民の皆さんの避難生活の安定化や自立化、帰還後の町の復興計画づくりに対する思いや要望を調査、把握し、一日も早く住民主体の双葉町復興マスタープラン、工程表を住民の手でつくる作業に本格的に入りたいと思います。

我々の支援プロジェクトは勝手連のようなものですが、やはり多くのボランティアの皆さんの情報、知恵、行動が頼りです。昨日の「震災ボランティア連携室」担当の辻元清美議員への取材記事で、朝日新聞は「ボランティア側からは、細かい施策の説明よりも、この先の全体の見通しを早く示して欲しい。今後の復興の見通しとボランティア活動の関わり方の工程表を提示してもいいのではないか」とありました。

双葉町としても、町復興マスタープランを示して、各基本課題への取り組みにボランティアの力をどのように結集するかを明確にしていきたいと思います。


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